[11日 ロイター] - 米最高裁は11日、4月中は一般傍聴を中止すると発表した。首都ワシントンで新型コロナウイルス感染が増加しているためとした。
全米規模の感染は比較的横ばいの状況だが、首都ワシントンでは最近、政権閣僚やペロシ下院議長など政界幹部の感染が相次いでいる。
米国ではオミクロン株から派生した感染力の強い「BA.2」が感染の主流となっている。この株を巡っては諸外国で規制や警戒措置が再び導入されるなどしている。
最高裁は声明で「入廷は、判事、必要な裁判所職員、弁護士、最高裁の記者証を持つ記者に限定する」と説明した。弁論は音声中継されるという。
ペンシルベニア州フィラデルフィアは11日、感染再拡大を受け、18日から飲食店や学校、企業など屋内でのマスク着用を再び義務付けると発表した。マスク着用義務の再導入は米主要都市で初めてとなる。