[上海 20日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は20日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって打撃を受けた企業の株式および債券の発行手続きを簡素化すると発表した。
新規株式公開(IPO)の審査において、パンデミックの打撃を受けた企業については、経営が持続可能と認められる限り、収益性の要件を引き下げる。パンデミックの影響を受けたセクターについては、借り換え、社債発行、資産購入の申請手続きを迅速化する。
また、証券会社や資産管理会社にパンデミックの影響を受けた分野や部門にさらに資金を供給するよう要請。証券取引所などに対し「企業がパンデミックを切り抜けるために確固たる取り組みを実施するよう」求めた。