[東京 20日 ロイター] - 松野博一官房長官は20日午後の会見で、大阪府で同日に2万2000人の新型コロナウイルス患者が確認されたことに関し、新たな行動制限は取らずにワクチン接種の促進など重症化を避ける対応に力点を置いていくとの見解を示した。
松野官房長官は、2万2000人の感染者確認は大阪府で過去最多であることは報道で認識しているとした上で「政府としては大阪府の取り組みを支援しつつ、緊密に連携し適切に対応していく」とした。
現下の感染拡大への対応では「新たな行動制限を行うのではなく、保健医療体制の確保に万全を期すとともに、重症化リスクのある高齢者を守ることに力点を置く」と説明した。
具体的には、4回目のワクチン接種の推進、検査のさらなる活用促進、効果的な換気の徹底などめりはりのある感染対策、病床の点検・強化を図ることで対応していくとした。