[ワシントン 22日 ロイター] - 新型コロナウイルスに感染したバイデン大統領(79)は22日、ガソリン価格押し下げに向けた政権の取り組みについて協議するため、経済顧問らとのオンライン会議に出席し、元気そうな姿を見せた。
しかし、声は普段よりも低く、断続的に咳込こみながら、「聞こえるほど、体調は悪くない」と述べた。
主治医を務めるケビン・オコナー医師によると、21日夜時点でバイデン大統領は37.4度の微熱があったものの、22日朝には脈拍や血圧、呼吸数、酸素濃度は正常値だった。
これに先立ち、ホワイトハウスの新型コロナ対策チームのアシシュ・ジャー調整官はバイデン大統領の病状について、軽い症状が続いているものの、21日夜の段階で「体調は良好」と語った。
ジャー調整官はCNNに対し、21日午後10時(日本時間22日午前11時)時点で「症状は基本的に変わっておらず、大統領は体調に問題はないと話していた」と語った。
バイデン大統領は21日に新型コロナ検査で陽性が判明。自主隔離しながら職務を継続する方針を示している。専属医によると、20日夜から、鼻水や倦怠(けんたい)感、乾いた咳といった症状を訴えていた。大統領はワクチン接種を済ませており、ブースター(追加)接種も2回受けている。
ジャー調整官はまた、ホワイトハウスの医療チームが、バイデン大統領と濃厚接触のあった政権の高官を含む17人を特定し、連絡を取ったと明らかにした。