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新型コロナワクチン、米では年1回の接種推奨の流れに=保健当局者

発行済 2022-09-07 07:23
更新済 2022-09-07 10:00
© Reuters.  9月6日、米国では今後、新型コロナウイルスワクチンは年1回の定期接種が推奨されることになりそうだ――。ミシガン州ウォーターフォードのワクチン接種会場で4月撮影(2022

[ワシントン 6日 ロイター] - 複数の米保健当局者は6日、米国では今後、新型コロナウイルスワクチンは年1回の定期接種が推奨されることになるとの見解を示した。

国民はこの秋か冬にオミクロン株対応のワクチンをインフルエンザワクチンとともに接種することができるようになり、その方式が毎年の恒例として定着する公算が大きいという。

ホワイトハウスの新型コロナ対策チームのアシシュ・ジャー調整官は記者団に「大多数の国民にとって、年1回の新型コロナワクチン接種が年間を通じて重症化をかなりの程度防いでくれる段階を迎えつつある。これは重要な節目だ」と語った。

© Reuters.  9月6日、米国では今後、新型コロナウイルスワクチンは年1回の定期接種が推奨されることになりそうだ――。ミシガン州ウォーターフォードのワクチン接種会場で4月撮影(2022年 ロイター/Emily Elconin)

バイデン大統領は声明で、大半の国民は「毎年秋に新型コロナワクチンを1回接種することになる」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は、1日当たり入院患者数の7日間平均が14%減って4500人になるほど状況が落ち着いてきてもなお、年1回の接種によって何千人もの命を救えると強調。秋口に最新のワクチンを接種すれば、最大で10万人の入院と9000人の死亡を防ぎ、数十億ドルの医療費を節約できるとの見方を示した。

一方、米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は、従来と劇的に性質が違う変異株が登場しない限り、年1回のワクチン接種で大半の人々を十分に守れるはずだが、一部重症化リスクの高いグループはもっと接種の頻度を高める必要があるのではないかと指摘した。

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