[シンガポール 9日 ロイター] - 調査会社エナジー・アスペクツのアナリストは、2022年の中国の石油需要は20年ぶりに減少する可能性があると指摘した。政府によるゼロコロナ政策で、9月と10月の連休中も自宅待機が続くことや、燃料消費が減少していることが背景。
22年の中国のガソリンとディーゼル、ジェット燃料の需要は日量38万バレル減の809万バレルと、2002年以来の減少になる見通し。
今年1─8月の原油輸入は前年同期比4.7%減と、少なくとも04年以来の落ち込みとなった。
エナジー・アスペクツのアナリストは、「中国の原油輸入は、これまで予想していた22年10─12月期より、旧正月(春節)に向け原油調達を開始する23年1─3月期初めに大幅に増加するとみている」と分析した。