[北京 12日 ロイター] - 中国外務省は12日、習近平国家主席が14─16日にカザフスタンとウズベキスタンを訪問すると発表した。中国が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国境を事実上封鎖して以降、習氏が外国を公式訪問するのは初めて。
ウズベキスタンのサマルカンドで開催される上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて訪問する。中国外務省によると、習氏はカザフのトカエフ大統領、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と会談する。
中国は、2月にウクライナに侵攻したロシアと「無制限」のパートナーシップを宣言しており、多くの西側諸国との関係が緊張する中、今回の訪問は中央アジア諸国との戦略的関係を重視していることを示す。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、匿名の関係者の話として、習氏がSCO首脳会議でロシアのプーチン大統領や他の指導者と会うために中央アジアへの訪問を検討していると報じた。
中国外務省の声明では、プーチン大統領には触れていない。