[25日 ロイター] - 香港政府統計局の25日の発表によると、9月の香港経由の中国の金輸出入は差し引きで33.896トンの輸入超となり、5月以来最低だった。前月の68.227トンの輸入超から約半減した。
香港経由の金輸入総量は約48%減の37.271トンだった。
独立系アナリスト、ロス・ノーマン氏は、中国のゼロコロナ政策による物流問題が輸入減につながった可能性があると指摘。「この数字から、物流問題と需要過熱で中国の金価格に対するプレミアムが急騰しているとの見方があらためて裏付けられた」と述べた。
中国の厳格なゼロコロナ政策は同国経済の主要な弊害となっているほか、これにより世界的な景気後退(リセッション)が発生するとの懸念が浮上している。