[ベルリン 28日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が発表した第3・四半期決算は、利益が43億ユーロ(42億9000万ドル)と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)前の水準に届かなかった。
ロシア事業の停止と高級スポーツカー、ポルシェの上場に伴う一時費用が重しとなった。
通年の利益率予想は7─8.5%の上限に据え置いた。第3・四半期は6%だった。中国市場の力強い回復と半導体供給の緩和を見込んでいる。
米フォード・モーターと共同出資していた自動運転テクノロジー企業アルゴAIへの投資について、19億ユーロの減損損失を計上した。
スポーツカーと高級車部門の利益率は19.4%、プレミアムブランドは14.1%だった。