[ワシントン 8日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は8日、1月初めに導入した中国からの渡航者に対する新型コロナウイルス検査義務を撤廃する方針を確認した。ロイターなどは7日、撤廃は10日と報じていた。
CDCは8日、「この措置は中国における感染規模と拡散しているウイルス株を把握するまでの間、米市民と社会を保護する目的で講じた」と説明。その上で、引き続き中国と世界の感染状況を注視していく方針を示した。
先週には、日本が中国からの渡航者全員に対する検査義務を撤廃。米国も他国のこうした動きに歩調を合わせる形となった。
ただCDCは、新たな変異株を早期に見つけるため、今後も一部の空港で自主協力ベースの遺伝子追跡検査を継続する方針で、中国と周辺地域ハブおよび他の30カ国からの航空便が対象になると説明した。