[パリ 19日 ロイター] - 仏ワイン業界団体のシャンパーニュ委員会は19日、今年のシャンパン販売と輸出が減少するとの予想を示した。インフレに加え、新型コロナウイルス禍後の記録的な販売ペースから通常に戻るためという。
声明によると、今年の販売は3億1400万本前後と、昨年の3億2600万本を下回る見通し。
上半期の出荷量は前年比4.7%減の1億2580万本。輸出は3.7%減の7770万本で、国内向けは6.3%減の4810万本だった。
委員会の広報担当者は「フランス国内での出荷減少はインフレが原因。輸出については、上半期に大幅に伸びた昨年との比較になるため、判断が難しい。むしろ、コロナ明けのパーティームードが終わり、より通常のペースに戻ってきたとみている」と述べた。
また、今後3年の販売は平均3億1500万本の水準で推移するとみられていると述べた。