[ロンドン 28日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカが28日発表した第2・四半期決算は利益と売上高が予想を上回った。
新型コロナウイルスのワクチン販売が落ち込んだが、大型のがん治療薬が好調だった。
調整後1株利益は25%増の2.15ドル。同社が集計したコンセンサス予想の1.98ドルを上回った。
総売上高は6%増の114億ドル。同社が集計したコンセンサス予想の109億7000万ドルを上回った。
新型コロナウイルスのワクチン販売はゼロ。前年同期は4億45000万ドルだった。ライバルのmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンとの競争に敗れた。
パスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は「新型コロナ以外の療法は各分野とも2桁の増収で、8つの医薬品は上半期の売上高が10億ドルを超え、当社の強みを示した」と述べた。
2023年の業績予想は据え置いた。