SBIグループホールディングスの北尾吉孝社長は25日、東京で開催されたカンファレンス「FINSUM2018」で講演し、仮想通貨取引所Zaifでの不正流出事件について触れ、早急に仮想通貨事業者による自主規制を整える必要があると指摘した。
北尾氏は「今回もまた事件が起こり、仮想通貨に眉をひそめる投資家も増えてきている」と懸念を示し、「1日も早く業界として1つにまとまり、厳格なルール・自主規制を当局にオーソライズしてもらう必要がある」と語った。自主規制を巡っては、日本仮想通貨交換業者は8月に金融庁に自主規制団体としての申請をしており、当局の認定を待っている状況だ。