13日、ビットコインなどの主要な仮想通貨は小幅高となっている。米証券取引委員会(SEC)はイーサリアムを証券ではないとの見解を示した。
非営利の仮想通貨調査団体であるCoin Centerによると、SECのジェイ・クレイトン委員長はイーサリアムなどの仮想通貨は証券には当たらないとのSEC職員の見解に賛同した。
また、クレイトン委員長は、「仮想通貨が証券の定義をもはや満たさない形で発行され取引される場合」デジタル資産の性質は「静的」なものではなく、時間とともに変化しうることに同意した。クレイトン委員長は昨年、ICOを合法的に実施するには証券法に従う必要があると述べていた。
イーサリアムに特別大きな値動きは見られなかった。日本時間午後2時5分時点でイーサリアムは1.55%高で133ドル、ビットコインは1.34%高の3877.3ドル、XRP は0.6%高の0.3109ドル、ライトコインは4.91%高の56.331ドルとなっている。
仮想通貨の時価総額はほぼ横ばいの1340億ドルとなっている。
仮想通貨の投資家はICO規制を緩和したタイの規制当局の動きに目を光らせている。
ICOポータルは、ICOの調査としてデューデリジェンスを実施し、スマートコントラクトのコードやKYC(顧客確認)手続きを確認するとバンコクポストは報じた。
「タイで初めて認可されたICOポータルは、商務省などの関連政府機関との最終的な調整を行っている」とSECのフィンテック部門Archari Suppiroj氏はバンコクポルトに語った。
「最初のICOは国王令の下で公募可能になるだろう」と同氏は付け足した。