20日のビットコインは8000ドルの水準の攻防戦となっている。仮想通貨の時価総額は、先週金曜日の2610憶ドルから2475憶ドルへと減っている。
日本時間で午後3時07分時点の、ビットフィネックス取引所でのビットコインは1.29%高の7993.9ドルとなっている。
イーサリアムは0.23%高で252.00ドル、XRPは3.26%高の0.40312ドル、一方ライトコインは0.21%安で91.998ドルとなっている。
また、フェイスブック(NASDAQ:FB)による仮想通貨産業への参入に注目が集まっている。
フェイスブックは独自の仮想通貨プロジェクトである「リブラ」を進めており、5月2日にスイスのジュネーブで「リブラネットワークス」という会社の登記を行った。また、フェイスブックはこの設立に対してまだ公式に何も発表していない。
このリブラプロジェクトの目的は、ドルとペッグするステーブルコインの開発によって安定した決済ネットワークを創ることである。また、ビザ (NYSE:V)やマスターカードなどの企業に声をかけ、10憶ドルほどの資金調達を目指しているという。
テクノロジー大手企業は仮想通貨に対して肯定的であるが、欧州中央銀行(ECB)をはじめとする世界の中央銀行はデジタルトーケンに対して批判な立場をとっている。
ECBの19年5月レポートでは「暗号資産は、現段階では法定通貨のようには機能しない。また、経済への影響や金融政策への影響もないだろう」と記されていた。