5日のビットコインは下げ相場となっている。背景には米下院金融委員会がフェイスブック(NASDAQ:FB)に対し独自の仮想通貨リブラの開発を中止するよう求めたことがある。
米院金融委員会は2日、リブラプロジェクトは「世界的金融システムを根幹から覆し、米国の金融政策や通貨に敵対する恐れがある」として同社に書簡を送った。
Ntrans引用「フェイスブックが抱える20億人を超えるユーザーに留まらず、投資家、消費者、そして世界経済に対し深刻なプライバシー、トレード、国家保障および金融政策問題を投げかける恐れがある」
5日午後3時19分時点のビットコインは11105.7ドルで4.94%安。
リブラに待ったを掛けているのは米下院金融委員会だけではない。30以上の米圧力団体も同様にリブラプロジェクトの差し止めを求める書簡を送っている。
イーサリアムは287.51ドルで2.20%安。
XRPは0.38346ドルで3.67%安。ライトコインは120.096ドルで0.40%の小幅高。
一方で英金融行動監視機構(FCA)は1日、先物取引や差金決済取引(CFD)等の仮想通貨デリバティブ取引は個人投資家に対しリスクが高すぎるとし、禁止を検討していると発表した。
FCA戦略幹部を務めるクリストファー・ウーラード氏は「未規制の仮想通貨に基づくデリバティブを適切に評価できる一般消費者は少ない。価格変動が激しいことに加え、過去に例があるように金融犯罪で多額の損失を被るリスクもある」と指摘した。