金曜日、ビットコイン(BTC/USD)は下落している。13時現在でビットコイン/米ドルは11,146ドル(-4.76%)となっている。
主なニュースとしては米国のトランプ大統領がビットコイン、他の主要な仮想通貨の不支持を表明した事が挙げられる。
ツイートの内容は3つ連なる形で投稿され、ビットコインが十分に規制されておらず麻薬取引や違法行為に用いられる可能性があること、フェイスブックが発表した仮想通貨リブラは適切な規制を受ける必要があること、そして米ドルは世界における基軸通貨である事などを強調している。
この内容によるビットコイン価格への影響はほぼ見られなかったが、名指しされたフェイスブックを始め規制が今後も継続して強まる事が考えられる。
ただし、一方ではトランプ大統領によるビットコイン等への発言は殆ど見られなかった事でもあり、今回ハッキリと言及した事は少なからず存在感を発揮し出しているとも言えそうだ。これはとりわけフェイスブックのような世界的なIT大手が参入する事への警戒感とも取れるだろう。
日本の仮想通貨のニュースとしては、仮想通貨取引所ビットポイントにて仮想通貨の不正流出が発生し、現在同社のサービスは全面的に停止している。親会社リミックスポイントの発表によると現時点で判明している流出額は概算で35億円(顧客の預かり資産25億円、BPJ保有分10億円)となっている。
他の主要な仮想通貨の価格
イーサリアム/米ドル(ETH/USD)は269.7ドル(-5.04%)、リップル(XRP/USD)は0.322ドル(-8.82%)、ライトコイン(LTC/USD)は103.0ドル(-0.58%)となっており、アルトコインも大きく価格を下げている。