[ブラジリア 10日 ロイター] - ブラジル中央銀行のグアルダード国際局長は10日、現地紙フォーリャ・ジ・サンパウロに対し、将来的に利下げを開始する際は「控えめ」に行うというのが金融政策委員会の全会一致のスタンスだと述べた。
市場では初回の利下げ幅が25ベーシスポイント(bp)か50bpかで見方が分かれ始めているが、同局長は「控えめ」といった言葉が金融政策委員会の公式コミュニケーションの全会一致のコンセンサスに盛り込まれており、そうした言葉が「役割を果たしている」と述べた。
中銀は先に公表した金融政策委員会の議事要旨で、インフレ状況がより落ち着けば、次回8月会合で「控えめな」利下げを行う可能性があると過半数の委員が示唆したことを明らかにしている。
ルラ大統領はインフレ率が大幅に鈍化しているにもかかわらず、中銀が政策金利を据え置いていることを度々批判している。