ロサンゼルス - ライブ・ネーション・エンターテインメント（NYSE:LYV）は、アナリスト予想を上回る第3四半期決算を発表し、月曜日の時間外取引で株価が3.9%上昇しました。
コンサートプロモーターおよびチケット販売大手は、調整後1株当たり利益が1.66ドルとなり、コンセンサス予想の1.61ドルを上回りました。
第3四半期の売上高は77億ドルで、アナリスト予想の77.7億ドルをわずかに下回りましたが、前年同期比4%増となりました。同社は「過去最も活発な夏のコンサートシーズンを終えた」とし、「ショーのパイプラインがかつてないほど大きくなっている」と述べています。
ライブ・ネーションのコンサートセグメントは過去最高の収益性を達成し、調整後営業利益は前年同期比39%増の4億7400万ドルとなりました。同社は、アリーナとアンフィシアターのショーがファン数の増加を牽引し、これらの会場での観客動員数が2桁増加したと述べています。
「今年は2桁のAOI（調整後営業利益）成長に向けて順調に進んでいます」とライブ・ネーションのマイケル・ラピーノ社長兼CEOは述べました。「さらに大きな2025年に向けて、ファンの皆様に楽しんでいただけるスタジアム、アリーナ、アンフィシアターのショーのラインナップがさらに充実しています。」
同社は継続的な強い需要を報告し、10月のチケット取引は全体で15%増、コンサートイベントでは23%増となりました。ライブ・ネーションは、2025年のコンサートのチケットをすでに2000万枚以上販売しており、昨年同時期と比較して2桁のペースで増加していると述べています。
売上高と営業利益は、特にラテンアメリカでの為替のマイナスの影響を受けましたが、ライブ・ネーションは通期の調整後営業利益成長の見通しを維持しました。同社は、通期の調整後営業利益からフリーキャッシュフローへの転換率が過去の水準と一致すると予想しています。
ライブ・ネーションは四半期末時点で55億ドルの現金および現金同等物を保有しています。同社は、グローバルに会場拡大への投資を続ける中で、流動性の維持と慎重なバランスシート管理に注力していると述べています。
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