【小幅安となる】16650-16800円のレンジを想定=村瀬 智一
23日のNY市場は下落。
原油相場の下落を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。
その後も主要経済指標の発表が無いなか、FRB(連邦準備制度理事会)が追加の利上げを見送って以降、株価の上昇が続いていたため利益確定の売りが広がり、終日軟調推移となった。
ダウ平均は131.01ドル安の18261.45、ナスダックは33.78ポイント安の5305.75。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の16580円。
原油安の流れを受けてやや利食い優勢の展開になりそうだ。
米大統領選で民主・共和党候補の第1回討論会が行われるが、円高に振れやすいと考えられ、方向感が掴みづらそうである。
25日線の攻防から同線が上値抵抗として意識されてしまうと、利食いの流れが強まりやすくなろう。
ただし、一目均衡表では先週は雲の切り上がりに沿ったリバウンドをみせている。
遅行スパンは実線がやや下がる局面にくるため、若干の調整でも上方シグナルが継続する。
転換線が支持線として意識される可能性もあり、押し目拾いのスタンスになりそうだ。
16650-16800円のレンジを想定する。