米証券取引委員会（SEC）はビットコインETFを承認する前に、ビットコインに根拠のある懸念を持っていると、米ウォールストリートジャーナル（WSJ）紙のVigna氏はCNBCとのインタビューで語った。 SECは匿名性という特質のため、透明度が極めて低い仮想通貨市場の門戸を個人投資家に広げることに問題が生じると見ている。
伝統的な市場でさえ、当局に加えて取引所も厳しい取り締まりを行っているにもかかわらず、価格操作や不正が起こる。
透明性がなく、誰が何の目的で取引しているかもわからない仮想通貨市場の環境はさらに悪いと警告。
価格操作が行われていることは明白だが、どの程度の価格操作が行われているかも把握しきれないことを、SECは懸念している。
このため、ビットコインETFを承認することで個人投資家のビットコイン投資を許可することを躊躇していると説明した。
SECがビットコインETFの申請を承認するとの期待感が後退する中、ビットコイン価格は27日、1.84％高で推移した。