[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)が発表した8月の消費者向け融資(無担保)は、前年同月比5.4%増と、前月の5.6%増から伸びが鈍化、2014年3月以降で最低の伸びとなった。
欧州連合(EU)離脱を控えて、個人消費が鈍化している可能性がある。
英国では2016年6月のEU離脱決定以降、個人消費は比較的底堅く推移してきたが、このところは一部の調査で消費者信頼感指数が6年ぶり低水準に落ち込むなど、個人消費に鈍化の兆しが出ている。
8月の消費者向け融資は9億0100万ポンド増。ロイターがまとめた市場予想と一致したが、前月の10億0700万ポンド増から伸びが鈍化した。
住宅購入向けの住宅ローン承認件数は6万5545件で、前月の 6万7011件から減少。ロイターがまとめた市場予想をすべて下回った。
8月の住宅ローン融資額は38億5400万ポンド増と、前月の45億2100万ポンド増から鈍化。すべての市場予想を下回った。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20190930T104101+0000