[パリ 24日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月のフランスの購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が予想以上に上昇した。サービス、製造業ともに景況感が改善した。
総合指数は52.6.前月(50.8)から上昇し、エコノミストの平均予想(51.0)を上回った。
PMIは50を上回ると景況拡大を、下回ると悪化していることを示す。
サービス部門PMIは51.1から52.9に上昇し、エコノミスト予想(51.6)を大きく上回った。
国際貿易の動向の影響を受ける製造業も50.1から50.5に上昇。エコノミストの予想は50.3だった。
サービス部門では新規受注が増加し、国内の需要が堅調なことを示した。
IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「今回のデータは、年末に向けて生産と雇用の拡大基調を示す公式統計とも合致する」と述べた。
フランス経済は今年、雇用市場の改善と政府の税優遇策などのおかげで、おおむね安定的に成長している。
ただ、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が23日に発表した10月の製造業景況感指数は予想外に低下し、2015年3月以来の低水準となった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191024T075930+0000