[14日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は14日、中国を発生源とする新型コロナウイルスは第1・四半期に米経済の足かせとなる可能性があると警告した。
メスター総裁はブルームバーグテレビに対し「中国のほか、アジア地域では第1・四半期の経済指標は確実に軟調になると予想している。第1・四半期は米経済も波及的な影響を受ける公算があり、影響の規模や期間については現時点では分からない」と述べた。
その上で「こうしたことは自分自身の見通しに対するリスクになる」としながらも、米経済は「良好な位置にある」と指摘。「現時点では見通しを下方修正していない」と述べた。
新型ウイルスの感染拡大については、パウエル議長を含むFRB当局者がこれまでに米経済に何らかの影響が出ると警戒感を示している。ただFRBが金利変更の条件としている見通しの「大幅な再評価」につながるとの見方はこれまでのところ示されていない。
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