40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

中国、昨年の対ドイツ投資で初のトップ3圏外 国内シフト要因か

発行済 2020-05-20 10:09
更新済 2020-05-20 10:18
© Reuters. 中国、昨年の対ドイツ投資で初のトップ3圏外 国内シフト要因か

[ベルリン 20日 ロイター] - 中国は、昨年の対ドイツ直接投資案件数でトップ3から外れた。データ集計を開始した2009年以来初めてで、中国政府が国内経済の支援にシフトしたことが要因とみられる。

ロイターが入手したドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)のデータによると、ドイツへの直接投資案件数で中国は米国、英国、スイスに次いで4位となった。

GTAIのロバート・ヘルマン総裁は、中国の4位転落について、インフラ整備や研究・開発への投資で国内の景気刺激を図る中国政府の政策に関連したものだと分析。「中国政府は資本輸出を規制し、国内投資の強化に力を入れつつある」と語った。

データによると、昨年の対ドイツ直接投資プロジェクトは、米国が302件で引き続き首位。英国が185件、スイスが184件で続いた。

2018年に3位だった中国は4位に転落。代わりに、18年に4位だった英国が2位に浮上。英国の欧州連合(EU)離脱でEU単一市場へのアクセスが難しくなると懸念した企業が、欧州最大の経済規模を持つドイツに子会社を設立したことが背景にある。

データによると、ドイツに昨年移転した外国企業は、前年比10%減の1851社だった。だが、これらの企業が生み出す予定の雇用は倍近くの4万2000人に増えた。

ヘルマン氏は、外国の自動車・バッテリーメーカーが、外国直接投資による雇用ブームをけん引していると指摘した。

米テスラ (O:TSLA)はベルリン郊外に欧州工場を建設予定、中国の吉利汽車はフランクフルト近郊に研究開発センターの建設を希望しているほか、中国のバッテリーメーカー、中国の寧徳時代新能源科技(CATL) (SZ:300750)はドイツ東部への工場建設を計画している。

GTAIは、新型コロナウイルス流行に伴う世界経済の悪化により、今年の対ドイツ外国投資は減少すると見込んでいる。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます