[ブリュッセル 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)は共通予算と新型コロナウイルス復興基金を巡る協議を行うために、向こう数週間でテレビ会議方式ではなく、実際に顔を合わせての首脳会議を開催する可能性がある。外交筋や当局筋が明らかにした。
EU内では、激しい論議が予想される予算協議をテレビ会議方式で実施するのは難しいとの見方が出ているほか、通訳などの問題も指摘されている。
EU外交官は「予算案と復興基金を巡っては、実際に顔を合わせての会議を開催しないと合意できない。テレビ会議方式で合意が得られると考える人は今のところ誰もいない」と述べた。
EUの執行機関である欧州委員会は27日に加盟27カ国の予算の青写真のほか、新型ウイルス感染拡大に対する復興基金の案を提示。 これを受け、加盟各国は折衝を開始する。