[パリ 26日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した6月の消費者信頼感指数は97と、前月の93から上昇し、ロイターがまとめた市場予想の95を上回った。
ただ失業と景気の先行きへの不安は根強いという。
同国の消費者信頼感は、3月中旬の厳格なロックダウン(都市封鎖)導入を受けて、急激に冷え込んでいた。ロックダウンは5月11日に緩和が始まった。
今後1年間の景気全般に対する消費者の悲観度は、4月と5月に過去最悪の水準となったが、6月はやや改善した。
失業に対する不安は強まっており、過去7年で最も不安度が高まっている。
政府は今年の国内経済の成長率がマイナス11%となり、最大80万人が失職するリスクがあると予想している。