[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日に発表した6月の建設支出(季節調整済み)は、年率換算で前月比0.7%減の1兆3550億ドルと、3カ月連続で減少し、2019年6月以来の低水準となった。民間部門と公共部門がともに落ち込んだことが響き、市場予想の1.0%増に反して減少した。
前年同月比では0.1%増加。5月は前月比1.7%減と、従来発表の2.1%減から改定された。
ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルビラ・ファロキ氏は「経済活動と需要が引き続き抑制されているため、今後数カ月は低調な傾向が続く」と述べた。
6月は民間部門が0.7%減。工場や発電所などの非住宅建設が0.2%増加したものの、住宅建設が1.5%減少したことが重しとなった。公共部門も0.7%減少した。
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