[ベルリン 7日 ロイター] - 独連邦統計庁が発表した7月の鉱工業生産指数は前月比1.2%上昇し、上昇率はロイターがまとめた予想の4.7%を下回った。新型コロナウイルス禍前の水準への回復に時間がかかっていることが示された。
鉱工業生産指数は3月と4月に大幅に低下した後、5月以降は3カ月連続で上昇している。
7月の内訳をみると、建設セクターが前月比4.3%低下し、全体の足を引っ張った。自動車は約7%上昇したが、生産は依然として2月の水準を15%程度下回っている。
INGのユーロ圏担当チーフエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「独経済は第3・四半期には力強く回復するだろう」とした上で「その後に勢いがどの程度残るのか、まだ何とも言えない」と語った。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200907T075637+0000