[パリ 30日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が30日発表した第1・四半期のGDP(国内総生産)伸び率は前四半期比0.4%となり、市場予想の0.1%を上回った。
新型コロナウイルス流行に伴う制限措置があったものの、消費者支出と企業投資がプラス成長となった。
2020年第4・四半期は1.4%のマイナス成長だった。
消費者支出は0.3%増。第4・四半期の5.7%減からプラスに転じた。
企業投資は2.2%増。伸び率は前四半期の1.3%から拡大した。
INSEEによると、内需が成長率を0.9%ポイント押し上げたものの、輸出の不振によって貿易が0.4%ポイント押し下げた。
ロックダウン(都市封鎖)が経済に及ぼす影響はこれまでよりも和らいでおり、企業と消費者のセンチメントは総じて底堅く、工業セクターでは改善している。