[ベンガルール 25日 ロイター] - 英銀行大手バークレイズは25日、インドの2021─22年の経済成長見通しを9.2%に0.8ポイント引き下げた。
「インドにおけるコロナ第2波は収まりつつあるが、感染を食い止めるために実施されたより厳しい外出禁止措置により関連する経済的コストは大きくなっている」と指摘した。
さらに、特に感染第3波が起きた場合、コロナワクチン接種の遅れが経済成長に中期的なリスクをもたらす恐れがあると警告。そうなれば、成長率がさらに1.5ポイント低下し、7.7%になるとした。
インド準備銀行(中央銀行)は前回の政策決定会合で、21/22年の成長率を10.5%と予想。4月の中銀経済予測に大きな変化はないという見解を示した。
一方、25日に発表された国内のコロナ新規感染者は19万6427人で、4月14日以来の低水準となった。