[1日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が1日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増加し、速報値の0.4%減からプラスに修正された。投資と在庫が増加した。
前年同期比では0.8%減。速報値は1.4%減だった。速報値は4月30日に発表された。
GDPが大幅に上方改定されたことで、政府の通年の成長率予想4.5%が達成できる可能性が高まった。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)を受けて、イタリアのGDPは昨年は8.9%減と、第二次世界大戦以来の大幅なマイナスを記録した。
2020年第4・四半期GDPは前期比1.8%減で改定はなかった。前年比は6.5%減で、前回発表の6.6%減から改定された。
第1・四半期GDPの内訳によると、在庫変動と投資の成長率(前期比)への寄与がそれぞれ0.8%ポイント、0.7%ポイントとなり、全体の成長をけん引した。