[ベルリン 23日 ロイター] - IHSマークイットが23日発表した8月のドイツ購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業、サービス業ともに前月から低下したが、景況の拡大基調を維持した。
製造業PMIは62.7。7月の65.9から低下し7カ月ぶりの低水準となった。
サービス部門PMIは61.5で、7月の61.8から低下し2カ月ぶりの低水準となった。
この結果、製造業とサービス業を合わせた総合PMIは62.4から60.6に低下した。
IHSマークイットのアソシエートディレクター、フィル・スミス氏は「成長は7月から鈍化したが、データは第3・四半期の成長が第2・四半期を上回る可能性を示す」と指摘。製造業は、供給の目詰まりによる生産の低迷、コスト上昇という問題を抱えているが、サービス業は全般に需要が回復し、製造業に代わって成長のけん引役になっていると述べた。