40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

機械受注7─9月期は0.7%増、判断「持ち直しの動き足踏み」で維持

発行済 2021-11-17 09:02
更新済 2021-11-17 10:45
© Reuters.  内閣府が11月17日に発表した9月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比マイナス0.0%となった。ロイター

[東京 17日 ロイター] - 内閣府が17日発表した9月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比0.048%減の8389億円だった。四半期では、7━9月期は前期比0.7%増で着地。10━12月期は同3.1%増加する見通しとなっている。内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」で据え置いた。

ロイターの事前予測調査では、9月は前月比1.8%増となっており、結果は予想を下回った。

民需の受注は、前年比では12.5%増だった。

製造業は前月比24.8%増の4657億円と2カ月ぶりに増加した。11業種が増加し、6業種が減少。最もプラスに寄与した主な業種は「化学工業」。化学機械で大型案件が1件あったほか、火水力原動機などの発注があった。「その他製造業」、「非鉄金属」なども押し上げた。

非製造業(除く船舶・電力)は同11.7%減の4027億円で、2カ月ぶりに減少した。増加が5業種、減少が6業種。「卸売業・小売業」、「通信業」などで先月伸びた反動が出た。

外需は前月比14.2%減の1兆1078億円で2カ月連続で減少した。

<10─12月期は増加の見通し>

7─9月期の民需(除く船舶・電力)の受注額は前期比0.7%増の2兆5379億円で2期連続の増加となったが、増加幅は前期(同4.6%増)から縮小した。製造業は同8.2%増と2期連続で増加した一方、非製造業(除く船舶・電力)は同3.8%減と3期連続の減少となった。

先行き10━12月期は同3.1%増と増加に転じる見通し。製造業はマイナス予想だが、高い水準の中でおおむね横ばい圏での動きとなりそうだ。非製造業は4期ぶりに増加する見通しで、外需も増勢を維持するとみられる。非製造業はこれまで製造業に比べて弱い動きだったことから、新型コロナウイルスの感染が抑制される中で設備投資の持ち直しが期待される。

機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。

*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/menu_juchu.html

※過去の関連記事は[JPMORD=ECI]をダブルクリックしてご覧下さい。

(杉山健太郎 編集:田中志保)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます