[25日 ロイター] - 香港政府統計局が25日公表した統計によると、10月の中国の香港経由での金純輸入量は54.26トンと、前月の34.79トンから56%増え、2018年6月以来の高水準となった。金の最大消費国である中国のバイヤーは、インフレ高進に対する緩衝材として金の買い付けを活発化させている。
香港経由での中国の金総輸入量は57.80トンと、前月の41.88トンから増加した。
独立系アナリストのロス・ノーマン氏は「今回のデータは中国からの健全な需要を反映しているようだ。他の主な購入国の現物需要は弱いか散発的だが、中国の需要は一段と力強さを示し始めている。これはインフレ指標によって引き起こされているものではないか」と述べた。