[ロンドン 18日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が18日発表した1月の小売売上高は、前月比1.9%増と、ロイターがまとめた市場予想の1.0%増を上回った。
前月は、新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える動きが広がり、4.0%減少していた。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アダム・ホイズ氏は「オミクロン株流行の影響は予想よりも小さく、短期的だったようだ。ただ、生計費が上昇しており、小売業界の見通しは決して明るくない」と述べた。
1月の小売売上高は前年比では9.1%増。新型コロナ流行前の水準を3.6%上回った。前年同月はロックダウン(都市封鎖)で必要不可欠ではない店舗が閉鎖されていた。
オンライン販売の比率は25.3%と、2020年3月以来の低水準。新型コロナ流行前の20年2月の19.8%は大幅に上回っている。
食品販売も初めて新型コロナ前の水準を下回った。
ONSは「外食が再び増えた。持ち帰りや食品キットの定額購入の需要も増えたようだ」と述べた。