[ムンバイ 14日 ロイター] - インド政府は14日、小麦の輸出停止を決定した。熱波により国内の小麦生産への影響が出る中、国内価格上昇を抑制する。インドは世界第2位の小麦生産国。ロシアのウクライナ侵攻によって最高値圏で推移している小麦の国際価格への影響が懸念される。
既に発行された信用状の裏付けがあり、食料安全保障上必要とされる国への輸出は許可するとしている。
輸出禁止措置は修正される可能性があると政府高官は記者会見で説明した。
政府は今年、過去最高となる1000万トンの小麦輸出を計画していた。今年の小麦生産に大幅な落ち込みはないが、無秩序な輸出が国内価格の上昇を招いたという。
小麦の国際価格は一段と上昇し、アジアやアフリカの貧困国への影響が及ぶ恐れがある。
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