[ロンドン 29日 ロイター] - 英慈善団体の生活賃金財団は29日、独自に算出している「実質生活賃金」の2022/23年版の公表を11月から9月に前倒しすると発表した。高インフレが理由。
生活賃金は生活費の上昇を踏まえた生活維持に必要な賃金で、米アルファベット傘下グーグルを含む1万社以上の企業が採用している。同財団は企業に対し、新たに公表する賃金水準をできる限り早期に採用するよう促した。
実質生活賃金は現在、時給9.90ポンド(12.49ドル)で、ロンドンでは11.05ポンドとなっている。法定最低賃金は9.50ポンド。