［１５日 ロイター］ - 中国国家統計局が１５日発表した５月の一次アルミニウム生産は前年同月比３．１％増の３４２万トンと、過去最高を記録した。
電力制限の緩和が背景。新型コロナウイルス規制の生産への影響は軽微だった。４月は３３６万トンだった。
ロイターが国家統計局のデータを基に算出したところによると、１日当たりの生産量は１１万０３２２トンで、過去最高だった４月の１１万２０００トンから減少した。
ＣＲＵリサーチのアルミ担当アナリストは、６─７月もアルミ生産の拡大が続く可能性が高いと指摘。昨年末以降、総じて十分な電力が供給されていると述べた。
１─５月のアルミ生産は前年比０．３％増の１６４０万トン。
国家統計局によると、非鉄金属１０種（アルミ、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、水銀、マグネシウム、チタン）の５月生産量は前年比３．３％増の５６４万トンと、２０２０年１２月以来の高水準だった。１─５月の生産量は０．９％増の２７２５万トン。