[ローマ 8日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した6月の食料価格指数は、3カ月連続で低下したものの、3月の過去最高水準付近にとどまった。
6月の同指数は平均154.2ポイント。5月は157.4から157.9に修正された。
前年比ではプラス23.1%と依然として上昇。ロシアのウクライナ侵攻の影響、悪天候への懸念、世界的な需要の高まり、生産・輸送コストの上昇が押し上げ要因。
これとは別の穀物需給予測では、FAOは2022年の世界穀物生産量予測を従来の27億8400万トンから27億9200万トンに引き上げた。ただ、依然として21年の生産量を0.6%下回っている。粗粒穀物生産量予測を640万トン上方修正したことが主因という。