[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポール貿易産業省が14日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年比4.8%増で、伸び率は市場予想の5.2%を下回った。
第1・四半期(改定値)は4.0%増だった。
季節調整済みの前期比では変わらず。第1・四半期は0.9%増だった。
シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は14日、金融政策を臨時に見直し、引き締めを決定した。
貿易産業省高官は先週、世界経済には引き続き大きなリスクがあるが、国内では「来年の景気後退やスタグフレーションを予想していない」と述べた。
同国は4月初旬以降、新型コロナウイルス規制の大半を解除。これが景気回復を支援する要因となっている。