[ヌサドゥア(インドネシア) 15日 ロイター] - インドネシアのムルヤニ財務相は15日、高まる食料不安と肥料供給危機を巡り、20カ国・地域(G20)の財務・農務省が参加する合同フォーラムを設置し、具体的な行動を提案するよう求めた。
バリ島で開催中のG20財務相会議では食料不安が主要議題の一つ。同様の財務・保健省合同会議が昨年設置され、新型コロナウイルスワクチンの配分偏在などの問題に対処した実績がある。
ムルヤニ氏は「G20は財務・保健でこれを成功させている。同じことができると願っている」と述べた。
討議の中では、世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長が、食料が貧困国から富裕国へ流れるという「コロナワクチンのような経験」が繰り返されるリスクがあると述べた。