[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が19日発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は速報値から変わらずの前年比8.6%上昇で過去最高の上昇率が確定した。エネルギーの寄与度が最も大きく、次いで食品、サービスと続いた。
前年比上昇率は、4月が7.4%、5月は8.1%と加速してきた。
6月はエネルギーが4.19ポイント、食品・アルコール・タバコが1.88ポイント、サービスが1.42ポイントそれぞれ上昇に寄与した。
域内で前年比上昇率が最も高かったのはエストニア(22%)で、リトアニア(20.5%)、ラトビア(19.2%)、スロバキア(12.6%)と続いた。一方、最も低かったのはマルタ(6.1%)で、次いでフランス(6.5%)、フィンランド(8.1%)だった。ドイツは8.2%。