[ロンドン 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した英国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.3と、2020年5月以来の低水準となった。
インフレを巡る不透明感の高まりと国内外の景気後退リスクを背景に、生産と新規受注が過去2年あまりで最大の落ち込みを記録した。
前月は52.1。速報値は46.0だった。
新規受注指数も20年5月以来の低水準。雇用は伸び悩み、企業信頼感は低下した。
米国、欧州連合(EU)、中国など主要市場からの受注が減少。新型コロナウイルスの流行に起因する港湾の混雑や供給制約のほか、EU離脱に伴う問題も重なった。
投入コストの上昇率は依然として平均を上回ったものの、20年11月以来の低水準。販売価格の上昇率も鈍化した。
調査は8月12─25日に実施した。