[シドニー 6日 ロイター] - 豪連邦統計局が6日発表した第2・四半期の経常黒字は183億豪ドル(125億米ドル)となり、前四半期の28億豪ドルから大幅に拡大した。資源輸出が価格と量の双方で押し上げられたことが背景。
市場予想の208億豪ドルはわずかに下回った。
モノの輸出は約15%増加。価格が上昇する中、アジア向け資源輸出が増えた。
一方、第1・四半期に大きな伸びを示した輸入は減少。この結果、第2・四半期の純輸出は国内総生産(GDP)を1.0%押し上げる見通しで、押し上げ効果の市場予想(0.9%ポイント)を上回った。
同日発表された他のデータでは、政府支出はGDPを0.1%ポイント押し上げる見込み。7日に発表される第2・四半期GDPは前期比1.0%増、前年比3.5%増と市場は予想している。