[ワシントン 27日 ロイター] - 米商務省が27日に発表した9月の耐久財受注統計で、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は前月比0.7%減った。市場予想の0.5%増に反して減少し、民間設備投資の勢いが弱まっていることを示唆した。
8月は0.8%増えていた。データはインフレ調整されていない。
国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は9月に0.5%減。8月は0.2%伸びていた。
今回のデータはこの日発表された第3・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値に含まれている。2022年第3・四半期の民間設備投資は、第2・四半期の縮小後に急回復していた。
9月の耐久財受注は0.4%増。8月は0.2%増えていた。9月の輸送用機器が2.1%増と、伸び率は8月の0.6%から加速した。
自動車・同部品の受注は2.2%伸びた。
変動が大きい民間航空機・同部品は21.9%増。8月は8.6%減っていた。
米航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、9月の航空機受注は96機となり、8月は30機だった。