[ロンドン 1日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが1日発表した10月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.2と、前月の48.4から低下した。
速報値の45.8から上方修正されたが、依然として新型コロナウイルス対策で初めてロックダウン(都市封鎖)が導入された2020年5月以来の低水準となった。
将来の生産に関する指数は20年4月以来の低水準を記録した。
PMIは他の先行指標と同様に英国の景気減速が悪化していることを示す結果となった。
S&Pグローバルは「需要の低迷、リセッション(景気後退)懸念、インフレ圧力、不確実性の高まりが景況感を直撃し、企業の楽観度は2年半ぶりの低水準に落ち込んだ」と指摘した。
10月は投入コストと販売価格を示す指数が低下したが、過去の基準からするとまだ高い水準にとどまっている。製造業の雇用は20年11月以来の減少となった。