[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツの有力シンクタンクIfWは15日、2023年の成長率予測を上方修正し、来年は0.3%の小幅なプラス成長になるとの見通しを示した。
電気・ガスのコストが大幅に低下したことを理由に挙げた。政府が計画している家計・企業の光熱費抑制策も背景。これまでは0.7%のマイナス成長を見込んでいた。
24年は1.4%の伸びになると予想した。
23年のインフレ率予想は8.7%から5.4%へ引き下げた。
IfWは「不透明感は強いが、ドイツ経済の見通しがやや改善した」と表明。22年のインフレ率については8.0%と予測した。
独IFO経済研究所は14日、ドイツのリセッション(景気後退)は予想していたよりも緩やかなものになるとの見方を示した。2023年の成長率はマイナス0.1%とし、従来予想のマイナス0.3%から上方修正した。