[台北 18日 ロイター] - 台湾主計総処が18日発表した2022年第4・四半期の域内総生産(GDP)速報値は、前年同期比で0.86%縮小した。世界的なハイテク需要の後退と、最大の市場である中国での新型コロナウイルスを巡る混乱が響き、世界金融危機下の09年第3・四半期(1.13%減)以来、最悪の結果となった。
第3・四半期は4.01%増、ロイターがまとめた市場予想は1.3%増だった。
季節調整済みの前期比(年率)では4.24%減。
22年の年間GDPは2.43%増。21年は6.53%増だった。
第4・四半期の輸出は前年比8.63%減。
主計総処は「外需が大幅に減退した」とし、世界的なインフレと金利上昇が需要を冷やし、「中国本土での感染拡大が消費・生産活動を阻害した」と指摘した。
改定値を発表する際に23年の成長予想も示される。23年成長率予想は昨年11月に3.05%から2.75%に下方修正された。