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実質GDP10─12月、年率0.1%増に下方改定 消費伸び鈍く

発行済 2023-03-09 09:06
更新済 2023-03-09 10:18
© Reuters.  内閣府が9日に公表した2022年10―12月期の国内総生産(GDP)2次速報は前期比横ばいで、1次速報の同0.2%増から下方修正となった。写真は2017年3月、都内で撮

[東京 9日 ロイター] - 内閣府が9日に公表した2022年10―12月期の国内総生産(GDP)2次速報は前期比横ばいで、1次速報の同0.2%増から下方修正となった。年率換算では同0.6%増から同0.1%増に引き下げられた。宿泊・外食など個人消費の伸びが弱かったのが響いた。

個人消費は1次速報の前期比0.5%増から同0.3%増に修正された。宿泊・外食などのサービス消費の12月実績が推計に比べ下振れた。ゲームソフトなどの半耐久財や自動車なども同様に下方に修正された。

このほか民間在庫変動は仕掛品と原材料在庫の変動が下方修正要因になった。

設備投資は1次速報と変わらず同0.5%減だった。

一方、公共投資は1次速報の同0.5%減から同0.3%減に上方修正された。

内閣府によると、今回公表されたGDP2次速報は、小数点第2位まで表示すると前期比0.02%増だった。1次速報は同0.16%増。

ロイター集計の民間予測では前期比0.2%増(年率0.8%増)と予想されていた。

(竹本能文)

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